2014年9月17日水曜日

Lightroom VS Capture NX2 VS NX-D 再び・・・


どうも皆さん、Capture NX-Dが気になるご様子ですね。
このブログに、NX-Dのキーワードで訪れる方が多いです。
NX2のサポートが終わってしまい、ここに来てD810のみならず、D750まで発売(注:D750は9/25発売です)となり、NX2からNX-Dへの乗り換えをすべきかどうか迷われているのではないかと思います。
そこで、NX2、NX-D、Lightroomのどれが有用か、もう一度考察してみたいと思います。

先ず、お時間のない方の為に、結論からお話します。
ご承知の通り、あくまで私の主観です。

結論は、目的に応じて使い分けるです。

  • 私の様に、『フォトストックなどで大量の写真をさばく人』や『気が短い人』には、Lightroomがお薦めです。
  • 『 U Point Technology を享受したい』 & 『JPEGやTIFFファイルからRAWファイルに変換したい』のなら、NX2。
  • 『無料で使いたい』&『最新のピクチャーコントロールを利用したい』 のなら、NX-D。
です。

一つのソフトで全てを得る事は不可能なのが現状ですので、場合によっては、臨機応変に複数のソフトを使い分ける必要があると思います。
実際、私も3つのソフトを使い分けていますから。
ただ、現在のメインは、Capture NX2からLightroomに戻っています。
理由は、Lightroom の見直しをしたら、そのポテンシャルの高さを再認識した為です。

NX2は、RAWファイルに変換したい場合、U Point Technology を使いたい場合、どうしてもLightroomで思う様に画作りが出来ない場合のみ使う事にしています。

NX-Dは、D810もD750も持ちあわせていないので、現在利用していません。
ただ、持っていても使わない可能性が高いです。

以上、これが現段階の私なりの結論です。



では、お時間のある方は、以下もどうぞ。
上記の結論を書く前に書いていたお話ですので、重複する内容もありますが、宜しかったらどうぞお付き合い下さい。



初めの頃、Lightroomを使って現像していて、途中でCapture NXの存在を知り、NX-Dを経てNX2に行き着いた私ですが、暫くCapture NX2 や NX-Dに専念してきた結果、ここにきて不満を感じてきております(^_^;)

ピクチャーコントロールやActive Dライティングの機能を享受出来る純正ソフト(Capture NX2/D)は、少ない操作で自分好みの写真らしい写真に仕上げる事の出来る貴重な現像ソフトだとは思います。
ですが、やっぱりNX2やNX-Dの動作の遅さは、日増しにストレスとなってしまうんです(>_<)

フォトストックをやっている関係で、日々大量に写真をさばかなくてはならない私にとって、この作業の遅さは致命的です。

一方、Lightroomの軽さは、快適そのもの。
自由度も非常に高く、単なるファイル管理ソフトにおさめては、やはり勿体無い。
なんとかならないものかと、再びLightroomを使い始めました。

Lightroomの使い方については、購入当初からずっと、海外のYoutuberを参考にして来た為、ハイライトやらシャドウやらと弄くり回すスタイルをとってきました。
ですが、あまりやる過ぎると、収拾がつかなくなるばかりか、写真としては不自然なものになってしまって、嫌になっちゃうんですよね(^_^;)
写真の調整は、写真毎に異なるのは当然なので、画に合わせなくてはなりません。
人のやり方に合わせていては(人まね)、良い画作りは出来ないですね。

Nikonは、忠実な色再現に定評がありますが、フォトストックで一般受けする(気を惹ける)様な写真づくりをする場合、更にその先の作業が必要になると最近では考えるに至っています。
NX2で言えば、調整機能を使って行くことです。
ですが、ワークフローを間違えると、動作がとんでもなく遅くなったり、結果が直ぐに反映されない等、微調整にストレスを感じたりと、大量に写真をさばく上で、物凄いネックになるわけです。

Lightroom の使用を再開し、自分なりの画作りを一からやり直した結果、Lightroom でも、Capture NX2やNX-Dの画に近づける事は意外と簡単だと分かりました。
そうなると、必然的に、動作の軽快なLightroom をメインに使う様になります。

Capture NX2は、前述の通り、RAWファイルに変換したり、U Point Technology を利用したい場合、Lightroomでは、どうしても思う画作りが出来ない場合の3点に限り使用しています。

Capture NX-Dは、現段階で、使用理由がなくなってしまっています(^_^;)



では、ちょっとだけ Capture NX2 と Lightroom を比較してみましょう。


先ずは、Capture NX2で現像したものです。

ピクチャーコントロールは、スタンダード(カスタム)です。
彩度と明るさ、シャープネスを掛けています。

Capture NX2では、露出と彩度を少しあげています。



流石は、Nikon 純正ソフトです。
見た目通りの仕上がりになりました。
ピクチャーコントロールのセッティングをしっかりしていれば、殆ど手を煩わされる事がありません。
ただし、彩度に関して、Lightroomの様な自然な彩度ではなく、全てに対して均等に彩度アップしてしまうので、あまり数値を上げられません。
上げ過ぎると、不自然になってしまいます。
しかし、フォトストックにアップするとなると、色気を加味しなくてはなりません。

対して、Lightroomで現像したものが以下です。



Capture NX2の色に近づけた上で、更に自然な彩度を上げています。

Capture NX2でも、当然、より発色の良い画作りはできるのですが、大量の画をさばくには、ストレスが伴います。
理由は、レンダリングの遅さです。
その遅さ故、微調整がストレスになります。
数枚位ならいいんですけど、大量となると辛いんです(>_<)


さて、如何でしたでしょうか?
画作りに求める物は、人それぞれ異なります。
見たまんまを重視する人もいれば、アートな画にしたい人、色気を求める人など様々です。
しかし、どんな画にするにしても、最初にしっかりとした写真さえ撮れていれば、どのソフトを使ったって、基本良い画に仕上がるものです。
違いと言えば、目的によって、それぞれのソフトに得手不得手があるというだけです。
是非、目的に応じて使い分けてみて下さい。
論より証拠です。
私の様に、沢山いじっていじっていじり倒して下さい。
自分でいじった方が、一番説得力ありますから。
道具(ツール)は使うためにあるのですから、使わないと損だし、可哀想。
使ってなんぼですよ。

私の経験が、少しでも皆さんのお役に立てますように。

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